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スギ花粉・ハウスダストの舌下免疫療法行っています。

[最終更新日 2020年06月24日 08:30]

 梅雨のシーズンでじめじめとしているころです。今年度のスギ花粉の飛散は比較的少ないようでしたが、毎年スギ花粉症で悩まれている方は舌下免疫療法を始めるいい機会と思われます。抗アレルギー剤はアレルギーの症状を一時的に抑える対症療法ですが、舌下免疫療法は体質を変えてアレルギーの症状が出にくくする根本的な治療法になります。スギ花粉に対する舌下免疫療法はの治療開始は花粉飛散時期では行えず、6月ごろから12月の間に服用開始になります。(ハウスダストの治療開始はいつでも行えます。)治療には少なくとも3年間は服用続ける根気がいる治療法ではありますが、70~80%の方に有効で、完全にスギ花粉の症状が消失する方も20~30%あるとの報告もあります。すべての方に有効ではなく、治療の結果に個人差があることはご了承ください。
過去数年の間にアレルギーの検査を行ったことがある方は、検査結果をご持参ください。アレルギー検査を行ったことがない方は検査を行ってから治療開始になります。初診時にアレルギー検査を行う場合は、診察料検査代含め4000円程度~(3割負担)かかります。検査結果がある場合は、初診時は診察料薬材料合わせて2000円程度(3割負担)かかります。初めて服用の際はクリニックで服用していただき、アレルギーの症状がないか確認します。その後はご自宅にて服用します。はじめ1週間は薄い濃度のものから、その後は維持量を服用を続けます。維持量で問題がなければ月1回受診していただくことなります。(診察料+薬材料で2500~3000円程度(3割負担)。必要に応じてそのほかに処置や薬剤費がかかることがあります。)スギ花粉に対してはシダキュア舌下錠、ハウスダストにはミティキュアダニ舌下錠を使用します。スギ花粉とハウスダストの治療は維持量に達している場合は同時に服用できますが、同時には開始できません。どちらかが維持量に達して1か月程度問題なければもう一方を開始することは可能です。
舌下錠を服薬する際は1分間舌の下に保持して、飲み込みます。服薬方法をまもりご自宅で十分に行えるようになる年齢を考慮すると小学生以上が治療開始可能年齢です。
また初回服用の際は後方支援病院の関係もあり、平日12時までに受診してください。
詳しくは医師とご相談ください。

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